鉄砲関連遺物一括

第17次調査の際、後に第44次調査となる場所で、電柱移設の立会調査を実施しました。その際に出土したのが火縄銃の部品や坩堝、鉛地金、弾丸などの鉄砲関連遺物の一括資料です。坩堝に入った弾丸は、溶着したままの状態であることから、弾丸製作の一工程を示すと考えられています。また、鉛棒は弾丸の原材料であることが考えられ、各々長さなどは異なりますが、出土量は合計1貫目(約3.76kg)です。出土した区画は、付近の職人の町屋より規模が大きいことから、鉄砲に関わる職人頭の家ではないかと推定しています。

資料名 鉄砲関連遺物一括 ふりがな てっぽうかんれいいぶついっかつ
ギャラリー番号 G010 指定 国指定重要文化財
法量(cm) 時代 戦国時代:16世紀