博物館のご案内
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ごあいさつ
ようこそ、戦国城下町一乗谷へ
博物館が建つこの場所は、かつて日本海と結ぶ川湊があり、隣国美濃への街道がとおる、人、モノ、情報が行きかう一乗谷と外の世界を結ぶ入り口でした。今ふたたびその場所に、歴史好きの人びとや子供たち、観光客、歴史研究者など、国内外からの多様な訪問者との交流拠点を目指して、この博物館が開館しました。
特別史跡一乗谷は、半世紀にわたり調査研究が続けられ、我が国の戦国時代研究をリードしてきました。まるで500年前のタイムカプセルのような遺跡から、私たちが手に入れたたくさんの宝物、それがこの展示です。
戦国大名朝倉氏の権力と栄華、時代の最先端をゆく都市の姿、町に暮らしたさまざまな住民たち、そして戦乱と廃墟、戦国時代の越前と一乗谷の実像を多くの視点からまるごとおみせします。
また、ここは遺跡博物館です。史跡公園では、本物の館や武家屋敷、町並みの広がりの中で歴史空間を体験、館内では、出土した実物資料を中心に絵画・文字史料、工芸品、模型やVR復元などで再構成した展示をとおして、より深く歴史像を理解できます。大人から子供まで、何度来ても新鮮な驚きと発見、感動があるよう、そして体験や学習に親しんでいただけるよう企画しました。
館員一同、皆様の来館をお待ちしています。
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
特別館長 小野正敏
シシカゲ&おコマ
一乗谷朝倉氏遺跡の発掘調査等で出土した遺物にもとづいて誕生したキャラクターです。
シシカゲは寺院・町屋地区で見つかった獅子をかたどった目貫(刀飾り)がモデル、おコマは御所・安養寺跡でみつかった笏谷石製の狛犬をモデルとしています。
博物館ロゴ
博物館の特徴的な建物形状をシンボルとし、大屋根の下に存在する幻の「朝倉館」や、一乗谷の土地に続いている歴史をグラデーションで表現しています。
「あさみゅー」と「あさみゅー」ロゴ
博物館の愛称「あさみゅー」は、1400件以上の応募から選ばれました。
朝倉氏の「あさ」、ミュージアムの「みゅー」からとった愛称で、どんな年代のかたにも親しまれるようなかわいい響きで、博物館のかたい印象を和らげるためにひらがな表記としました。
ロゴについては、朝倉氏の家紋である「三ツ盛木瓜」の形状を四隅に取り入れ、正式名称や博物館ロゴと組み合わせて、落款のように使うことをイメージしています。