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27 英林塚(えいりんづか)

英林塚は、戦国大名朝倉氏初代孝景のお墓です。「英林(えいりん)」という名は、孝景が出家した時の名です。初代孝景の頃は、京都で応仁の乱(1467~77年)が起こり、戦国時代幕開けの頃になります。孝景は、応仁の乱で活躍し、越前守護の斯波(しば)氏に代わって越前一国を支配しました。「朝倉英林壁書(へきしょ)」ともいわれている「朝倉孝景条々(じょうじょう)」は、朝倉家の家訓として、嫡男(ちゃくなん)である氏景(うじかげ)に書き与えました。内容は、「世襲ではなく、能力と忠節により人材を登用せよ」「有力な家臣は、一乗谷に住まわせ、郷村(さとむら)には代官を置け」などが有名です。ほかにも「質素倹約を重んじ贅沢の禁止」「奉行職を世襲させない」「名刀購入の戒(いまし)め 一振りの名刀よりも槍100本」「合戦の城攻めに吉日選びや占いをしない」「猿楽(さるがく)見物より、才能のある者を習いに行かせよ」や「情報収集の必要性」「人材確保」「公平な裁判」などがあります。当時の常識からかなり進んだ考え方を持ち、孝景がいかに優れた武将であったかがわかります。