あさみゅー新収蔵展

展示情報

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令和6年度は、5代当主朝倉義景が敦賀の陣中から出した書状1通の寄贈を受け、また、勇壮な鷹を描いた曽我直庵筆の架鷹図1幅を購入収集しましたので、収蔵初公開します。

また、寄贈を記念して「寄贈記念対談」を展覧会初日に行います。


会期 令和7年 2月15日(土)~3月9日(日)

   ※2/17(月)、2/25(火)、3/3(月)は休館日

会場 朝倉氏遺跡博物館 特別展示室

観覧料 基本展示観覧料でご覧いただけます。


○関連行事

◇寄贈記念対談「朝倉のルーツを訪ねて」

日時:2月15日(土)13:30~ 申込不要・聴講無料

会場:分館講堂〔あさみゅーホール〕

対談:寄贈者×博物館館長 

※はじめに感謝状贈呈式を行います。  

 

◇展示解説 

2/15(土)、3/8(土)各日15:30~16:00 申込不要


新収蔵資料について

① 朝倉義景書状  1点

〔内容〕5代朝倉義景が佐々木弥五郎(朽木元綱)に宛てて出した書状で、花押の形状、日付、文中の「昨日十一令出[馬ヵ]」の文言から、元亀4年(1573)3月11日に義景が敦賀へ出陣した翌日に出されたことがわかります。義景が朽木氏へ公方様(足利義昭)方として連携して行動する意志を伝えたもので、将軍足利義昭の意を受けて出馬した状況が知られる希少な原本文書です。

② 架鷹図 曾我直庵筆  1点

〔内容〕曾我直庵の架鷹図です。曾我直庵は安土桃山時代から江戸初期にかけて堺を中心に活動した絵師で、朝倉氏のお抱え絵師曽我派の後継を名乗り、鷹図を得意としました。本作の上部には大徳寺126世の一凍紹滴の筆による画賛があり、架に緒でつがれながらも空を見上げる鷹の姿から、唐の崔鉉が作詩した七言絶句「咏架上鷹」を引いて「万里碧霄終一去 不知誰是解絛人」と書かれています。