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28 特別名勝一乗谷朝倉氏遺跡庭園 諏訪館跡庭園(すわやかたあとていえん)

諏訪館跡は、朝倉5代当主義景の妻「小少将(こしょうしょう)」の館跡と伝えられています。諏訪館跡の中にある庭園は、この遺跡の中でも最も規模が大きく壮麗で、義景が寵愛した妻「小少将」のためにつくったと伝えられています。戦国時代の池泉(ちせん)庭園では、日本でも第一級の豪華さを誇る庭園です。滝口の右にある巨大な石は、「諏訪(すわ)の立石(たていし)」と呼ばれ、高さが4m以上あります。諏訪の立石には、朝倉氏供養のために、朝倉氏の参謀(さんぼう)であった朝倉教景(のりかげ)、朝倉3代当主貞景(さだかげ)、4代当主孝景(たかかげ)の法名が江戸時代以降に彫られ、今に残っています。小少将は、義景との間に嫡男「愛王丸(あいおうまる)」をもうけますが、天正(てんしょう)元年(1573)、義景自害の後、母高徳院(こうとくいん)、妻小少将、嫡男愛王丸(4歳)は義景のいとこであった朝倉景鏡(かげあきら)に捕えられ、今庄の帰里(かえるのさと)付近で殺害されてしまいます。