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25 中の御殿跡(なかのごてんあと)

中の御殿跡は、朝倉5代義景の母「高徳院(こうとくいん)」の屋敷跡です。屋敷は湯殿跡(ゆどのあと)庭園や諏訪館跡(すわやかたあと)庭園などと並んで、高台に位置するところに建てられていました。当主の屋敷に母や妻子が居住した義景時代の華やかな生活の場が想像できます。屋敷は南の道路跡に対して門を構え、この道路跡に面する南と東側に土塁、さらに東側の土塁の外側と北側に空濠(からぼり)を巡らせています。門から入って右手には、小規模な建物と庭園の跡があります。残念ながら、庭園の石は、終戦直後に畑耕作などのために抜き取られたようで、ほとんど残っていません。発掘調査で、かろうじて庭園の池の輪郭と水路が確認され、当時は、水が満たされていたと想像されます。建物全体の規模などは不明です。