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23 特別名勝一乗谷朝倉氏遺跡庭園 朝倉館跡庭園

朝倉館跡の最も奥の山裾につくられた庭園です。遺跡内には、この朝倉館跡庭園をはじめ、15か所以上の発掘された庭園が確認されています。これほどの数の庭園が確認されている遺跡は、全国的にみても、この一乗谷朝倉氏遺跡だけです。さまざまな種類の庭園があり、一乗谷で、庭づくりが盛んに行われたことがうかがえます。朝倉館跡庭園の特徴は、池の底に、平らな河原石を全体に敷き詰めていることです。庭園のそばには、庭園を鑑賞し、茶会に使われたと考えられている、数奇屋(すきや)の建物があります。庭園の要所には、坂井市三国町安島(あんとう)から運んできた「安島石(あんとういし)」が据えられています。約30㎞離れた越前海岸からわざわざ運搬しており、庭園を構成する石へのこだわりもうかがえます。この庭園を朝倉館跡とともに見て、当時、後の15代将軍足利義昭を迎えて催された華やかな宴の様子などを想像してみましょう。