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15 平面復原地区 檜物師

ここは、平面復原地区の中で、曲物(まげもの)などを製作していた檜物師(ひものし)の家と考えられているところです。紐状(ひもじょう)の桜の皮やヘギ板が多数見つかっています。曲物というのは、容器のことで、檜(ひのき)のような木目のよく通った木から薄いヘギ板を造って、これを円く曲げて、紐状の桜の皮などで止めて、容器の外側を作り、底を付けたものです。周辺には、檜物師のほか、鋳物師(いもじ)、塗壁師(ぬりかべし)、数珠作り(じゅずつくり)の家や、越前焼の大甕(おおがめ)をいくつも並べた紺屋(こんや)や鍛冶、左官屋だったと考えられる場所も確認されています。近世の城下町のように、同じ種類の職人町を形成するにはいたっていません。各種の店舗や工房が混在して軒を連ねていたようです。