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13 平面復原地区 サイゴー寺跡

サイゴー寺跡は、平面復原地区の中心に立地し、多量の石仏や塔婆(とうば)、中国製の香炉、銅製の鉦(しょう)などが発見されています。南側には、墓地跡が発見されました。曲物(まげもの)、桶(おけ)、木箱などを用いた棺桶や笹塔婆(ささとうば)、柿経(こけらきょう)などの宗教に関わるものが多く見つかっています。柿経は、幅3㎝弱、長さ30㎝、厚さ0.3㎝程度の薄い板に、法華経(ほけきょう)や法華題目(ほっけだいもく)を書き写したものです。およそ2,000枚を1束にして、墓の前に立てたり、火をつけたりするなどして使用し、供養をしていたようです。この地点からは、6束もの柿経が発見されました。また、火葬が一般的と当時考えられる中で、乳幼児などの子どもが土葬されていたことを示す骨片なども発見されています。